こんにちは！
バイクフィッティングを得意とする当店。
バイクフィッティング関係の知識とヒントを記事にしていく企画第２弾
今回は「フレーム選び」について考えていこう！
フレームサイズの選び方と罠
皆さんフレームを載せ替える時何を指標にしていますか？
トップチューブ？
シートチューブ？
適正身長？
簡単に３つ挙げましたが、先に言っておくと上記３つでフレームサイズを決めるのはオススメしていないです。
それが何故か、まずはトップチューブ・シートチューブについて下記の画像でご説明します。
トップチューブ・シートチューブ寸法
上記の画像は２つのフレーム「Chapter2 TOA Msize」「Lykos Msize」を図面上同じスケールにしBBを中心にレイヤーさせた画像になります。
黄色い線は「Chapter2 TOA Msize」のTOPチューブ寸法
赤い線は「Lykos Msize」のTOPチューブ寸法
を表しています。
既にわかる通りメーカーにより寸法の概念がまさかまさかの違うんです。
「Chapter2 TOA Msize」に関してはトップチューブのセンターから水平換算(シートポストにぶつかるまで)をTOPチューブ長として
「Lykos Msize」に関しては、トップチューブのセンターから水平に線を引きシートポストが刺さるところまでを指しています。
シートチューブ寸法も同様の事が言え、
既に乗っているフレームがTOPチューブ540mmだから、、！
別ブランドだけど次のフレームもTOPチューブ540mmでOKでしょ！とはいかないという事です。
そしてちょっとめんどくさいことに、完成車で購入する場合メーカーによりついてるハンドルのリーチやステム長まで違うので
さらにさらに役に立ちません、、、。
もしポジションが決まっていて綺麗に同じポジションが作りたい場合はフレームの「スタック」「リーチ」の寸法をよく確認して計算して出すことをお勧めします。
適正身長
よくフレームサイズ表に何センチから何センチの方に適合します。と書いていますが、
これも正直参考になるようでなりません、、！
なぜ参考にならないのかと言うと、
同じ170cmの身長のAさん Bさんがいたとして
Aさんは股下80cm
Bさんは股下70cm
だと仮にした場合、
シートポストの出方やサドル高の関係性が大きく変わってきます。
よくある例としてサドルがベタ下げに近いというパターンです。
適正身長は合ってるけど、サドルがかなり低く設定されている場合、ワンサイズ下げてシートポストも長く出て、少しステムを伸ばした方が良かったと言う場合もあると言うことです。(見た目も含めて)
この問題も、股下の長さから逆算してサドル高を推測し逆算することでフレームからどれくらいシートポストが出るかは計算が簡単にできます。
なので、基本的には「適正身長」は参考にならないと言うことです。
適正身長で購入してちょうど良かった場合、たまたまちょうど良かった と言うことになります、、！(もし参考にするなら運次第)
色々知識はついても正直考えるのがめんどくさい場合は、、
お店の方に丸投げで良いかと思います😹 (ジオメトリーに関して知識がありそうな方にお願いしよう)
少し余談にはなりますが、
当店ではバイクフィッティングを行った場合、元のポジションに戻せるよう簡易数値をデータでお渡ししておりますが、仮にフレームを移し替える時には足りない数値が存在しています。移し替えを当店で行う場合測り直し同じポジションになるようセットアップいたしますのでご相談くださいませ。
＊簡易数値はあくまでサービスの中で無料で行いお渡ししております、フィッティング料金には含まれておりません。
＊詳細な数値は当店で組み替える際にお伝えしております。数値だけを渡すということは行っておりませんのでご注意ください。
・営業場所
❍住所
〒822-0002 福岡県直方市頓野３２２３−３ ソルマート21 102号室
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