今回はライドログやHAWTO的なものではなく、
最近ショップで働きながら思うことや「自転車を買うこと」について思うままに書いてみようと思います。
*先に書いておきますが、
自転車業界全てのことを書いているわけではなく、
あくまで一個人の私が思っていることとして読みといてただけますと幸いです。
目次
1:自転車は今買いなのか?

全世界を突如として震撼したコロナウィルス。
働く人にも生産者にとってもどこをとっても痛手と言えることが突如として起きました。
この反動はもちろん自転車業界にもきています。
ほとんどの自転車パーツは海外で生産され、海外で組み付けられ、パッキングして発送されています。その海外拠点がロックダウン・生産を担う働き手の減少。コロナ対策による働く時間の縮小など、金属の手に入りにくさ高騰で自転車が生産される量が一気に遅くなり、そして値上がりしました。
その反面密を避けようとした人間の行動として、自転車通勤などを始めようとする人が急増しました。生産と購入のバランスが縮まらどころか広がっていっているのです。
クロスバイクでも半年・1年待ち・人気なエントリー・ミドルグレードのロードに関しては下手したら1年半待ちなんてことが「普通に」なりました。
元々はお店に在庫がなくてもある程度はメーカー側に在庫があり注文すれば
1〜2週間ほどで入ってきていたというサイクルから、
今は数ヶ月前にバックオーダーをかけていたものがやっと今入荷してくるような状態なのです。
正直想像できないですよね、、、。
ワクワクした気持ちでクロスバイク・ロードバイクを買いに行ったら、え、、1年待ち?!?!となる衝撃。
限定車ならまだしもスタンダードラインのものがすぐ手に入らない、そして色んな自転車屋を点々とする、
すでに味わったことがある人は既にいるかもしれないです。
前置きが少し長くなりましたが「今自転車は買いなのか」ということですが、、、!
「ある条件下では買いです」というのが個人的回答です。
ある条件下というのは
1:納期が長いにしろ夏前に納車できる車体なのか
2:在庫があるとこにはある、そして選択肢に幅を持たせる
この2つが大きく関係してきます。

1-1:夏前に納車できる車体なのか
一つどう足掻いても変わらない事実として現状自転車がすぐ手に入りやすい環境ではないということです。
その現実を踏まえてもし購入するならば下記の点は押さえておきたいです。
「夏を起点に新作が出るということです」
なぜ夏なのかというと大体どのメーカーの自転車も8〜9月前後くらいに新作を発表するからです。
例えば、
2022年2月にお店を訪れて、カタログに2022年モデルの青い自転車を選んだとしましょう。
そしてその車体の納車が10月だと言われた場合、一つの問題が出る場合があります。
それは2023年モデルが2022年夏に発表されることで、10月に届く車体は色や仕様が変わる可能性があるからです。
10月になる頃にはまさかの赤い色に変わっている、、!!なんてことが起こるのです。
ロングスパンでの納車がベースになりつつある今、
夏を跨ぐ場合車体の仕様含めどうなるかは先にお店の方に聞いた方が良いでしょう。
そして本当に欲しいものが何なのか?
幅広く考えてみると良いかもしれないです。
1-2:在庫があるとこにはある、そして選択肢に幅を持たせる
ロングスパンでの納車・在庫がない状況がベースにある中で、一つ考えに入れておいた方が良いことがあります。
「一つに絞りすぎない」ということです。
え?
と思うかもしれないですがこれすごく大事なんですよ、、、。
サイズが52のロードバイクで車体は青色ディスクブレーキ仕様でパーツにはこれが付いていて、ゴニョゴニョ。
と条件を足せば足すほどピンポイントに自転車を探さないといけません。
そしてその自転車が無かった時や、近くの自転車屋で当分入ってこないことが分かるとすごく落胆します。
いやもう落胆します!
その落差を埋めるのはだいぶ労力を割いて1から情報を収集しないといけないです。
その落差を無くすために、
ある意味自転車を選ぶ幅を広く持つのが良いです。
その方法として下記の手順を踏んでみると良いです
1:まずはブランドを3つ選ぶ
なぜ3つのブランドを大きく選んでいた方が良いかというと、
上記にも書いて少し重複しますが、一つのブランドに絞ってしまうと針の穴を通すような探し方をしないと行けないからです。
たまたま行ったショップにそのブランドがあり、そしてたまたまジャストサイズがあり、そしてさらに好きな色がある。
3つの条件が揃わないと購入することができない自転車にとって、絞りすぎるとコロナ禍では修羅の道なのです。
そして3つほど選んでおくと良い理由が、
大体の自転車ショップは最低でも3つ前後ブランドを取り扱っていることが多いからです。
なので該当するものを増やすためにも3つ選んでおくと良いです!
2:一つのジャンルに絞らない
クロスバイクだけ!
ロードバイクだけ!
MTBだけ!
と言ったように一つに絞らないということです。
何が何でもロードバイクじゃないと私の夢は叶わないんだよ!!!!
それくらい熱い思いがある場合を除いて、、笑
通勤で使いたい自転車として、
もし探すのであれば、
金額は10万円まで、その中で買えるクロスバイクかMTBにしようかな、、?!
くらいの気持ちでお店に行くことで、現状お店にある在庫や入荷予定のバイクを幅広く情報収集できます。そしてお店のスタッフの方と喋ることで本当に必要なタイプに気づけるかもしれないですしね、、!!買った後にあぁ、、こうしとけば良かったな、、というようなものがなくなりますしね。
そしてもう一つ、
在庫薄になっているとはいえ「あるとこにはある」ということです。
日本に入っていきていないわけではないので、
色んなSNSをフォローしておいてお店の入荷情報をチェックした方が良いです。
お店によっては、8〜9部まで組んで配送してくれるとこもあります。
送ってもらった場合、近くのお店で最終組み立てチェックは安全面上必要だと思います。
そして割高になりがちではあります、なぜかというと配送料や近くのお店に持っていって点検料などなど追加料金が発生するからです。
ちょっと割高でも、どうしてもこのモデルが欲しいという方は配送可能かショップに連絡して交渉してみるのも良いかもしれないですね。

色々書いておりますが、
欲しいものに素直でいることはすごく大事なことで、
どうしても欲しい場合は待ちつつ周りの小物を揃えつつ愛車を迎える準備を整えるというのもいいかもしれないです。
コロナ禍で自転車のあり方が変わっていく中で、恐らくパーツや自転車の値段に関しても
大きく変わると思います。
値段が上がる中で、値段含め新たな思想を持ったブランドや、UCIのルールに沿わないモデルなどなど色々注目が出ていけたらなーなんて思ったり、
まぁそもそも、、プロじゃない一般ユーザからしたらUCIルールってあまり関係あるような無いような感じなのでね、、、!
密を避けて楽しめる自転車はある意味とても良いアクティビティなので、生産が安定して買う人が選ぶ幅が増えて自転車仲間が増えると良いですね。
そんなこんなで
それではまた次の記事でお会いしましょう!
ではさよなら〜!

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