udog Tensione レビュー [ロードバイク]

お勧め




LATTE
こんにちは!こんばんは?バイシクルショップで働きながら、サイクルウェアをデザインしているLATTEです。

今回は新鋭シューズブランド

「 udog 」

について購入レビューをして行こうとおもいます!

サイズの選び方や使用して漕いでみた結果を簡単にお伝えして行こうと思います。

気になっていて買いたいけどネットでシューズを買うのは不安という方の参考にちょっとでもなればと思います。
それでは行ってみましょう!




目次

ndogとはどんなブランドなのか?

*シューズサイズのレビューが気になる方は項目2に飛んでください。

udogとは

udogはイタリアのベネトに拠点を置きシューズ・アパレルをデザインしている新鋭ブランドだ。
シューズの製造は中国で行い、高品質かつ斬新なアイテムを発売している。

udogの代表「アルベルト・フォンテ」さんは元々自転車、パーツやシューズでもお馴染み、Fizik,Pinarello,Kaskなどでデザインやプロダクトマネージメントを行っていた方だ。

写真でも分かる通り、とてもミニマルで洗礼されたデザイン、3Dフィットする最新技術を使用したファブリック・などなど今までにない視点でシューズをデザイン展開している。

代表作「Tensione」

udog最初の作品とも言える「Tension」このシューズにはTension Wrap Systemが使われている。

・Tension Wrap Systemとは?(下記udog H Pより引用)

Tension Wrap System
テンションラップシステム
Cycling is about pushing and pulling pedals for hours. TWS is designed to allow your shoe to follow your feet when pulling up.
サイクリングは、何時間もペダルを押したり引いたりするものです。TWSは、引き上げるときに靴が足に沿うように設計されています。

Tension Wrap System is a metatarsal dynamic system that hugs the metatarsal area of your feet from the instep to the bridge for an optimum fit.
Tension Wrap Systemは、足の甲からブリッジにかけての中足骨部分を包み込み、最適なフィット感を実現する中足骨ダイナミックシステムです。

Two tensioners pass through the upper, underneath the insole, over the outsole to envelope the foot from the bottom to the top. Ultra-precise laser cuts on the bottom of the upper allow tensioners to link all elements precisely.
2本のテンショナーがアッパーからインソールの下、アウトソールの上を通り、足を下から上へと包み込みます。アッパー底面に施された超精密レーザーカットにより、テンショナーがすべての要素を正確にリンクさせる。

Tension Wrap System enables a more controlled transfer of power to the pedal. It holds your foot for complete comfort during the entire pedal stroke.
テンションラップシステムは、ペダルへのパワーの伝達をよりコントロールすることを可能にします。ペダルストローク全体で足をホールドし、快適な履き心地を実現する。

特徴1:テンショナーパーツ

特徴的なのはデザインアイコンにもなっている2本のテンションパーツ
このパーツはソールの下を通り反対側へと繋がっている。

BOAシステムが上部から均等に締め上げるのに対して、udogのTensionは360°から包み込むように締め上げてフィットさせるといった感じだ。

*実際に締め上げる場合は、床につけて体重を乗っけて締め上げるのではなく(体重をかけるとテンショナーが動かなくなる為)、踵を床につけて底面を上げた状態でテンショナーが動きやすくした上で締め上げる必要があるので少しだけ普通のシューズとは違いがあると私は感じました。


ついでに最初からついているソールも見てほしい、
かっこ良くないですか?!(急に精神年齢5歳レビュー)

ソールの下には浅い溝がありTension Wrap Systemのテンショナーパーツが二本通るように設計されている。

特徴2:ファブリックとトゥーボックス

アッパー(甲)部分に3Dテクニカルメッシュを採用し柔らかくも軽量で、通気性にとても優れた作りになっている。

金属・プラスチックパーツを一切無くしたミニマルなデザイン、レースを使用した従来のフィット感の良いシューズのような快適な履き心地を作り出している。

そして履いてみた時にすぐわかった「トゥーボックス」の特徴。

通常のSLシューズは、足先に行くほど細く狭くなりダイレクト感を増すために少しだけピッタリと設計されているがudogのシューズは違う。指が上下に動かすことが軽くできるゆとりがある。

正直漕ぐ前に、え?これ大丈夫か??と思った。

自分が使っていたシューズは前書したとおりタイトでダイレクト感が強く先細りしたシューズだったからだ。(ずっとSWORKSのシューズを使用しています)
だが漕いでみるとビックリした。圧迫感は無く指が動いたとしても違和感はなかったのである。

他の人に当てはまるかは分からないが、
この試走実験で知ったのは足首周りと、踵部分がしっかり固定されていれば通常のサイクリングで問題は出てこないという事なのだ。
それもそうで、ランニングシューズなど運動用の靴もドンピシャでピタピタな靴なんてそもそも無いし履いていないよなと、、、。
少しのゆとりと擦れ防止にタイトすぎないほうが結局のところ良いのである。

「気持ちユトリがある」がストレスなく使いやすいという結果に自分の中でまとまった。

サイズの選び方

DtoCブランドであるudogのシューズを買いサイズを選ぶ方法は3つある。

udogサイト内のサイズチャートは2種類ありそれらを参考にする事だ。
(それ以外ある意味無いのである!)

1:一般的なサイズチャート

こちらはudogのサイズがどれ位の脚のサイズに合うかを表した一般的なシューズブランドが提示しているよくあるサイズチャート

2:他ブランドと比較したサイズチャート2

他の有名なシューズブランドと比較してどれ位の大きさになるかが表されている

3:ブランドがお勧めするサイズを測る方法で計測

下記はシューズ購入画面の下部、Guide to sizesのところにあるPDFデータだ(データ自体はダウンロードで使用可能)

下記写真のようなのデータを印刷して、実際に足を計測するという方法だ。
ちゃんと足のサイズを測ったことない方はこちらの方法を試した方が良い、

何故なら、私も最初そうでしたが靴屋さんに行き、恐らく、、27だろう、定員さんを呼び27を履かせてください、という流れで靴を選び購入する。そうした場合そもそもの足のサイズを知っているわけではなく、たまたま自分の足のサイズに適合したシューズを買っているだけになっているので、事実がわからずじまいなのです。

しっかりと計測したデータを元に、購入・検討が必要ということですね、、!!

 


 

私は最初購入した際にサイズチャート2を参考に購入しました。

それは何故かというと、
いつもSPDシューズもSLシューズも「43」サイズを履いていて困ったことがないからだ。
よって、43を購入に踏み切ったのだ。

*ここで私の足のサイズ情報を言うと
左足:42、5
右足:42

左右対称じゃない+横幅が広いタイプの足である。
なので基本的に1つ上かハーフサイズ大きいサイズを選ばないと適合しないのだ。
基本的には横幅基準でシューズをいつも買っています。

なので42、5か43に必然となる。

udogにはハーフサイズという概念がないので最終的には43という判断にした。

実際に履いてみた感想

素直に履いた瞬間思ったのは前文にも書いているが、
ん、、??大きくないか??このシューズ。
であった。

試しにまずは外観を比べてみる。
右がSWORKSのSLシューズ、左がudog(Tension)だ。

踵部分を揃えて写真内で比べてみても分かる通り、udogのほうが4~5ミリ前後大きいことが分かる。

同じ43サイズでもudogのほうが大きいのだ。
さらにトゥーボックスは広い為尚更あれ、、、?これでサイズ合っているのかなと、、?という疑問が生まれた。

最初はブランドのH Pで説明してる通り広く作られ、踵部分は深く設計されているとあるのでもしかしたらこんなもんなのかな。と思いテストで70キロほど走ってみました。

最初の違和感はあるものの痺れ擦れなどもなく普通に走り切れてしまったこともあり、
意外にデカいのではなくこういう物なのだろうと、、、。納得しようとしましたが、、

いや待てよと、、、!笑

確かめもせずこれが正しいというのも変なので身銭を切って諭吉くん2枚吹っ飛ばし、「42」も購入して見ました笑

恐らく日本で私だけかもしれません。

こんなおバカ実験してる人。^-^

じゃん!42サイズ、しかも色違い!!!!

さて履いてみるか、、、。

最終的なサイズ

うん、ピッタシ。

うん。

42だね これは。

うん。

話を戻そう、いつも私は43を履いていて、udogでも43が一番ベストかもしれないと思えた表もあったしと43だと信じていたが、実際は42が正解。(おい

udogのシューズ、特徴的「トゥーボックス」は他のシューズと比べ幅が広く、高さもあり少しゆとりがあるのだ。
そう1サイズ大きい方を選ばなくても足と同じサイズを素直に買えばよかったのだ。

だが一つ個人的問題があるとしたら、薄手のソックスを履いた場合ジャスト、といったとこだ。

私が好きでよく履いているカラフルなスケーターソックス的な少し厚手のものは履くことができない。もし厚手のソックスを履くなら43でいいでしょう。ですが、サイクリングシューズの本当の意味でのジャストを狙うなら薄手のソックス+足と同等サイズをチョイス、

正しいudogの買い方なのではないかと思います。


漕ぎ心地と硬さについて

udogのアッパーソールの剛性指数は7,0です。

カーボンソールを使用しているシューズには剛性指数があります。
(簡単にいうと硬さの数値みたいなものです)
以前履いていたS -WORKSのシューズの指数は15,0になり、

8,0少ないです。

サイズを変更後100kmほど走りましたが、指数が少ない分疲れが少なく足が残る感じですが、
いざという時(*)パワー伝達が物足りなくなりました。

*トルクをかけて一気に坂を登りたい時などなど。

これは素直に硬さが違うので素直にしょうがないという面と、
ある意味ロングライドやグランフォンドを想定した走りをメインにする方ならプラスに働くということにもなります。

ちなみに最近発売した新作「Cima」剛性指数11,0になります。

軽量で剛性感も高いハイグレードモデルといった感じ。
踏み込んだ時のダイレクト感がもっとほしい方や軽量なシューズを求めてる方はこっちを選択でしょう。

*udog HPより引用


いかがだったでしょうか?!

udogやキャニオンなどなど今後ロードバイクや自転車ブランドは直販が増えていくと思います。

自転車やその他アイテムの「買い方」の考えがどんどん変わっていっています。

正しいアイテムの選び方やレビューなどをブランド側がもっと上げるか、
はたまたインフルエンサーが増えるのか色んな考えが必要になっていきますが
安く良いものが手に入るのであればとてもプラスだと思います。